【雑記】サラリーマンの自主性と生産性
日本企業の生産性の低さが良く話題になるが、根本にある問題は「源泉徴収」だと考える。
日本人が怠けていたり、仕事のやり方が悪いというより、社内の報告や稟議に相当な時間を取られているのが問題だと思う。
日本の場合、担当者にリソース(人員、経費)の裁量がほとんどないので、報連相と社内向けのパワポが必要になる。
階層化・分業化が進みすぎて経理以外はお金の管理を知らないし、営業以外は費用対効果の実績報告の仕方を知らない。40歳を過ぎて初めて予算を組むのもザラ。そりゃ、報告だらけになるよ。
若いときから自分に関する経費の予算に対して権限を与えて練習させるべき。
実家が商店なんでサラリーマンの「お金」に対する感覚に最初は戸惑ったな。ヌル過ぎて高校生の部活かよっ、と思った。
今はWebサービスが充実して、個人の経費管理なんて簡単になってる。生産性や人材流動性を上げたければ、源泉徴収なんて止めたほうがよい。年に1度、自分の生産性を見直す良い機会になるだろう。