池上彰の「伝える力2」

出張中の新幹線の中でサラっと読めるボリュームです。伝える力がテーマですので、当然、読みやすい。前作も良かったのですが、今回は東日本大震災について触れており、震災時の政府の「伝える力」について分析しているところが、興味を引きました。

 

 

色々なビジネス本がありますが、よく分からないコミュニケーション講座のビジネス本に手を出すよりは、前作と本作を読んだほうが何倍もためになると思います。というよりは、社会人はこの本を読んで、伝える力が足りているかどうかチェックすべきです。池上さんが本の中で解説している基本的な「伝達」が、できていない部分が多いのであれば反省しなければなりません。

 

様々な参考書に手を出す受験生が受験に失敗するように、目標もないのに適当なビジネス本、ノウハウ本に手を出すのは良い方法ではありません。教科書を完全に覚えた現役高校生が東大に合格するように、1冊の本を深く読み込んで完全に理解したほうが、絶対に効果があります。本書はコミュニケーション能力を確実に向上させたい人がバイブルにするにはうってつけの本ではないでしょうか。

自分も読んでいる間、いくつか出来てないこと、勘違いしていることがあったので反省しましたよ。よく売れている本を斜に構えて毛嫌いしてはいけませんね。